シチュエーションが言わせたもの

シチュエーションが言わせたもの

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友人の結婚パーティに行きました。
もともとは、こじんまりと誰かの家で鍋でもやろうというぐらいの
ほんとに内輪のパーティの予定だったそうです。

けれど、いちおう会場を借りて、新郎新婦と本当に仲のいい
15名ぐらいの人たちが集まってパーティをすることになりました。

そこに僕も呼ばれました。
会場は、手作りで雛壇を作ったり
マイクをセッティングしたりしてありました。

普通の披露宴ならば、主賓の挨拶、乾杯、友人代表のスピーチと
数人の言葉しか聞けませんが
このパーティでは、出席者の全員が
ひとりずつ新郎新婦に対してお祝いのスピーチをしました。

そうすると、そういう雰囲気の中だったからでしょうか。
みんなは新婦と出会った時のこと
実はずっと思っていたけど今まで言えなかったこと
そして、あるとき起こったエピソードの裏話など
いろいろな話が出てきました。

そして、その1つ1つに、新郎新婦からのメッセージもあり
心温まる、みんなの絆を感じた気がしました。

このお互いの思いを再確認しあうことを目の前にして
僕は、すごく感動を覚えました。

二次会は、披露宴での話のお陰で、更に濃い話、今まで勘違いしていたこと
わざわざは言わなかったけれど、相手の好きな所、いい所を
言い合ったりしました。

普段ではそこまで言わないこと
心に思っている本当の気持ちは相手には言わないものです。

喧嘩をして、知らないうちに仲直りした。
普通はその喧嘩の原因をお互いに改めて
言い合って話し合ったりはしない。

しかし、今回の披露宴と二次会ではそれらを言い合い
お互いの思いがもう一歩深くなった気がしました。

普段の生活の中では、わざわざ言い出さないことが起こったのです。
これが起こったのは、このシチュエーションのお陰だと思いました。

人生の分岐点である結婚。
新郎新婦と自分との関係やエピソードをみんなの前で発表する。
普段の生活の中では言わないことを言う。

これこそシチュエーションのなせるワザなのではないか
その時の雰囲気が、そういうことを起こさせたのではないだろうかと
思いました。

シチュエーションがみんなにそういう事を言わせたに違いないと。

もし、これが友達の家で鍋を囲んだお祝いだったら、、、
もし、これが100人ぐらいを呼ぶ普通の披露宴だったら、、、

このような事はおこらなかったかもしれません。

人と人とのコミュニケーションには
思いだけでなく、そのときの場所とか雰囲気とか
その環境、シチュエーションというものが
実はとても大切なのではないだろうかと僕は思うのです。

たとえば、夫婦が、何か大切な話をするとき
自宅で話すのではなく、ショットバーに行って、お互いのことを話してみる。
また、おめかしをし、外で少し贅沢な夕食をとる。デートをする。
記念日にお互いに過去と未来について話し合う。

そんな普通では無いシチュエーションをあえて作り出す。

会社でのちょっとした話も会議室で行う。
また、本当に大事な話は、社内の会議室でやるのではなく
わざわざホテルの会議室を借りてやってみる。

ある会社との提携話を、緑がいっぱいの自然の中で行う。

毎日、子育てで忙しい奥さんとたまには子供を預けて一日中2人で過ごす。
その日の家事は一切なし。
朝からカフェに行って、日頃話さないこと、他愛のないこと
将来のことを話す。

このようにシチュエーションを変えることで
今まで解決できなかったことがうまくいったり
新たな発見があったり、大切な物を再確認できたり
全く違う答えがポロリとでできたりするかもしれません。

今年もあと1ヶ月弱。
大切な人とシチュエーションを変えて話しをするのもいいかもしれません。

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覚田義明コラムについて
このコラムは、僕(覚田義明)が1999年、34才の時に書いたモノです。
会社を設立して4年目の行き詰まった時、その時の自分の思いをまとめて
おこうと思い書いていました。
友人達に毎朝送っていたメールマガジン「ふくおかTODAY」に掲載して
いた「コラム」で、僕の考え方や物の見方、また様々なものに対しての感想を
書いています。
毎週1本のペースで書いていき、全部で64本になっていました。
それらを、今回2011年に少し修正して記載しています。
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