活用法

100人に聞いた!経理職のためのChatGPT業務活用法7選-会計処理を効率化-

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  • ChatGPTを使って自分の業務の効率化出来ないかなぁ。
  • ChatGPTさっき使ってみたんだけどかなり便利!他にも活用法ないかな?
  • こんなに便利だと経理業務って必要なくなるのでは?不安

最近はやりのChatGPTですが、業務効率化に大きな影響を与えています。

  1. ファーストロジックがエンジニアの残業時間を2割削減
  2. プロンプトエンジニアの年収が4000万円になった
  3. 三菱UFJ銀行が月22万時間の業務削減

あなたも実際活用して便利だったから他の活用法も探してるのかもしれませんし、これから活用したいと考えているのかもしれません。

そこで今回は、実際に100人の社会人にアンケートを取り、その中で経理職の方がどのようにChatGPTを利用しているのかをまとめてみました。

まだアンケートは実施中なので、ぜひあなたの活用法も教えてください。あなたの情報をもとに記事を随時更新していきます。

>>ChatGPTの業務活用に関するアンケート調査

経理職の方の実際の活用事例だけでなく、今後経理業務はどのように生成AIにとってかわられるのか?という観点も紹介しています。

解決できなかった疑問をtwitterのDMもしくは問い合わせで教えていただけると幸いです

ChatGPTを経理職が活用する方法7選

まずはChatGPTを経理職が活用する方法を7つ紹介します。

100人に活用法を聞きいたところ、経理職の方の活用法は以下の7つ。

それぞれ詳しく解説していきます。

  1. 会計基準の検索を行い会計処理に活用する
  2. 消費税区分の検索を行う
  3. 分からない勘定科目を調べる
  4. 文章の英訳を行う(英文決算書作成・翻訳)
  5. 社内の報告書やレポートの作成を行う
  6. Excelの数式の検索を行う
  7. 有料版のみ】会計データの分析・報告を行う

①会計基準の検索を行い会計処理に活用する

オカモトさん(経理部)
オカモトさん(経理部)
会計基準の検索に利用し会計処理の方法を調べています。

ChatGPTは会計処理にも有効活用することが可能

経理や会計の専門家は、適切な財務報告や会計処理を適切に行うために一定の会計基準に従う必要があります。

ChatGPTを使えば、これらの基準に沿った財務諸表の作成を助けたり、特定の会計処理に関する複雑な問い合わせにもすぐに回答することができます。

経理職のChatGPT使用例

ただしChatGPTは無料版だと2022年1月分までしか学習していません

最新情報を踏まえて回答してほしい場合は、有料版をご利用ください。

②消費税区分の検索を行う

オカモトさん(経理)
オカモトさん(経理)
消費税区分の検索にも利用しています。

消費税の取り扱いは、経理処理業務において重要な作業です。

これは、商品やサービスに適用される消費税率が事業の種類や取引内容によって異なるため、正確な税率の適用が必須であるからです。

例えば、消費税率の確認や、免税対象の確認、国際取引における消費税の確認も重要な作業。

ChatGPTは、そんな消費税区分の検索を行うことも可能

複雑な税率の情報をすべて記憶するのは難しいのでぜひChatGPTを活用しましょう。

ただ、ChatGPTの情報は常に最新であるとは限りません。

最終的な判断は人間の手で行いましょう。

③分からない勘定科目を調べる

anijahiroさん(事務)
anijahiroさん(事務)
わからない勘定科目を調べるときに利用しています。

分からない勘定科目を調べるのにも、ChatGPTは有効活用できます

経理職や会計職では、正確な勘定科目の選択が非常に重要。

ただ、多くの取引をするうえで適切な勘定科目を見つけることは、かなり手間のかかる作業ですよね。

そこでChatGPTを活用することが可能。

例えば、新しい取引に適した勘定科目を探す際や、国際取引の複雑な勘定科目を探す際にサポートしてくれます。

ChatGPTにより、勘定科目の検索や決定にかかる手間を大幅に削減することが出来ます

④文章の英訳を行う(英文決算書作成・翻訳)

マチさん(財務)
マチさん(財務)
90%は文章の翻訳に使っています。

特にグローバルなビジネスを展開している自動車業界の経理関連職種では、ChatGPTを翻訳に活用することが多いようです。

経理関連の専門用語が入った英文資料の翻訳って、意外と労力がかかりますよね?

ChatGPTでは英文の資料を渡して、日本語訳を作ってもらうことが出来ます。

逆に日本語の文章から英語にも訳すことが出来るので、英文の決算資料の作成にも役立ちます。

翻訳業務はChatGPTの得意領域です。ぜひ活用して下さい。

⑤社内の経理報告書やレポートの作成を行う

Doorさん(事務)
Doorさん(事務)
報告書の文章校正の参考にしています。
ゆうまるさん(事務)
ゆうまるさん(事務)
社内への資料作成に利用しています

経理報告書の資料作成や、レポート作成をChatGPTにサポートしてもらうことも可能

経理職の一番重要な役割の1つとして、経理報告書の作成が挙げられます。経営者層に報告する場合は、かなり入念に準備しなければなりません。

ChatGPTはその際に「どのように報告するべきか」という客観的な意見を教えてくれます

これにより、報告書の質が向上し、より効果的なプレゼンテーションが期待できますね。

 

⑥Excelの数式やVBAの作成を行う

サカモトさん(IT)
サカモトさん(IT)
エクセル関数の作成やVBA関数の作成に利用しています。

エクセルの業務においても、ChatGPTは幅広く活用することが出来ます

経理業務では頻繁にExcelを使用するため、関数の使用法が思い出せない場合や、エラーの対応の解決は迅速に行う必要があります。

たとえば、以下のような疑問が出た際、ChatGPTに質問することで、人に尋ねるよりも素早く答えを得ることが可能

  • あの関数はどう使うんだっけ?
  • #Valueエラーが出た、なぜ動かないんだ?
  • データ間の連携がしたいんだけどどうすればいい?

エクセルの活用に関しては、ChatGPTの得意な領域の1つ。ぜひ活用してみてください。

⑦【有料版のみ】会計データの分析・報告を行う

kaneyukiさん(営業事務)
kaneyukiさん(営業事務)
会計データの分析をしてもらっています。

有料版専用の機能ですが、会計データをChatGPTに渡して分析してもらうことも可能です。

ChatGPTの有料版では、512MBまでの、CSV・Excel、PDF、GIFs、動画、画像などをアップロードすることが出来ます。そのため簡単な分析を行うことが可能。

例えば、会計データの傾向分析や、異常値の特定財務諸表の解釈予算との比較分析が出来ます。

今回はChatGPTに作成してもらった架空の飲食店の月別売上(ダミーデータ)をグラフ化してもらいました。

架空のデータなので傾向等はないのですが、あなたの売上データ等を分析してもらうと客観的な視点が得られるかもしれません。

ただし、現時点でChatGPTの分析は初歩的な部分に限定されているので、複雑な分析は専門知識が必要。参考程度に利用してください。

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ChatGPTを経理業務で活用する際の注意点

ChatGPTはかなり便利で、様々な場面に応用が効きます。

ただ、経理業務でChatGPTを利用する際に、注意が必要な点が3つあります。

先にすべて挙げてしまうと以下の3つ。それぞれ詳しく解説していきます。

  1. セキュリティー上の懸念から機密情報は入力しない
  2. 最新情報が反映されていないことによる誤情報出力の可能性
  3. 最終チェックや判断は人間が行わなければならない

①セキュリティ上の懸念から機密情報は入力しない

まず最も重要なポイントは、ChatGPTには機密情報は絶対に入力しないことです。

経理部門の方は業務の性質上、企業の重要な情報を取り扱うことが多いと思います。

取引先へいくら払っているか、もしくはどれだけの売り上げがあるのか。

流失してはいけない情報に関しては、ChatGPTに入力しないようにしましょう。

ChatGPTはユーザーから入力された情報を蓄積・学習しています。

仮に企業の機密情報や個人情報を入力した場合、その情報はデータベースに保存されます。

データベースを通じて他のユーザーへの回答として利用される可能性もあるため、機密情報の取り扱いには注意しましょう。

②最新情報が反映されていないことによる誤情報出力の可能性

ChatGPTは最新の情報は反映されていません。特に無料版のChatGPTを利用している方は誤情報に注意が必要です。

ChatGPTの無料版(GPT-3.5)は、2021年1月までの情報しか学習していません。

それ以降の情報は出力されないため、例えばインボイス制度についてChatGPTに聞いても正確な答えは返ってきません。

もしより正確な答えが知りたい場合は、有料版であるGPT-4を利用しましょう。

月20ドルかかりますが、最新の情報をネットで検索してくれる機能があるため、最新情報まで教えてくれます。

③最終チェックや判断は人間が行わなければならない

ChatGPTを利用する際、最終的な判断やチェックは人間が行う必要があります

まだまだChatGPTは発展途上。特に複雑な情報に関しては、間違いを含む回答が増える傾向。

たとえば、複雑な法律や医療、技術関連の質問では、ChatGPTが完全に正確な情報を提供できない場合があります。

そのため、ChatGPTの回答を鵜呑みにせず、最終的な判断は人間が慎重に行うべきです。

ChatGPTを経理業務で活用するメリット

注意点に関してを紹介しましたが、ChatGPTを経理業務で活用するメリット、についても紹介していきます。

具体的なメリットは以下の3つです。それぞれ詳しく解説していきます。

  1. ルーチンワークの業務効率化に繋がり高度な仕事に集中できる
  2. ケアレスミスをなくし作業の精度を高めてくれる
  3. 新人の教育にかかるコストを減らすことが出来る

①ルーチンワークの業務効率化に繋がり高度な仕事に集中できる

まず1つ目のメリットは、「ルーチンワークの業務効率化に繋がる」という点です。

ChatGPTのような生成AIが、最も得意な領域がルーチンワークです。

経理でよくあるエクセルでのデータ入力や、仕分け作業はChatGPTが大きな助けになります。

ただ、経営者への報告や提案等の、思考力を使う高度な作業はChatGPTは苦手。

ChatGPTを使ってルーチンワークを業務効率化することで、人間が高度な仕事に集中できるようになります

②ケアレスミスをなくし作業の精度を高めてくれる

ChatGPTは、ケアレスミスをなくすことにも役立ちます

ChatGPTの得意領域の一つが、間違いの訂正。これは、自然言語処理能力により誤りを検出し、適切な修正を提案できるためです。

例えば、報告書の誤字脱字の校正や勘定項目の間違いの修正など、ChatGPTを利用することで、こうしたエラーを効率的に訂正することが可能です。

間違っているものを訂正するのは、ChatGPTの得意領域なので、どんどん活用していきましょう。

③新人の教育にかかるコストを減らすことが出来る

ChatGPTは経理職の新人教育にかかるコストを削減するのに役立ちます。

ChatGPTは機械であるため、24時間365日稼働し、いつでも質問に答えることが可能。

これにより、新人教育にかけるコストを減らすことができます。

今までは新人が経理の基本的な質問を先輩に尋ねていたものが、ChatGPTに最初に質問するという新しい風習が生まれるかもしれません

特に忙しい職場では、先輩に質問しにくい状況があることを考えると、ChatGPTの役割は一層重要になります。

そのため新人教育において、ChatGPTは24時間365日質問に答えることができ、教育コストの削減に大きく貢献します

ChatGPTで今後経理職は不要になる?将来予測を紹介

経理のプロフェッショナルのあなたが最も心配していること、それは「ChatGPTで経理職って不要になるの?」という点。

自分の職種が10年後も存在するのか、自分は食べていくことが出来るのか。かなり不安ですよね。

様々なデータや事実から、ChatGPTや生成AIで経理職はなくなるのかどうか?について将来予測を紹介していきます。

不要説と必要説をもとに、結論までしっかりと考察しています。

不要説:AIに代替される職種ランキング上位が「経理・財務・会計系」

引用:https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1605/20/news027.html

まず経理の専門家ではない人たちの意見としては、経理職はAIに代替されるのではないか?という意見が多くみられます

2016年にエンジャパンが160人に行った、AI(人工知能)に代替される仕事に関するアンケート調査の結果が上の通りです。

(引用:AIに代替される仕事、されない仕事は

ある程度決まったことを行う業務(ルーチンワーク)の多い経理職では、AIに代替される可能性を感じている人が多くいるようです。

2023年の調査でも、AIで代替される職種は?というアンケート結果でも「経理・財務・会計」が1位を獲得しています。

(引用:生成AIサービス「ChatGPT」が、認知・利用経験ともに突出 AIに代替されると思う職業「財務会計」「小売りの店員」)

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000004729.html

特に経理の専門家以外を対象としたアンケートでは、財務・経理・会計職は、AIに代替される職種として多く上がるようです。

必要説:経理職の全ての業務を代替は出来ない

不要説が叫ばれる一方で、財務の専門家は、経理職の全ての業務の代替は不可能である、との見解を示しています。

「財務・法務・コンプライアンス」に関するコンサルティング会社Thomson Reutersによると、一部はAIに置き換わるが、高度な作業は置き換わらないとしています。

(参考:How will AI affect accounting jobs?

ただ、ルーチンワークに関しては、確実にAIに置き換わるので、経理職で必要な人員が少なくなると考えられます。

より戦略的で判断を求められるような高度な経理業務は残り、普段から行っているルーチンワークはAIに代替されると言えるでしょう。

結論:ルーチンワークはAIに代替されるが経理職全てが不要とは言えない

不要論と必要論を総合的に考えて、「ルーチンワークはAIに代替されるが経理職全てが不要とは言えない」と結論付けることが出来ます。

AIに代替される可能性のある業務は以下の通り。

  • 仕訳業務
  • 支払業務
  • 税務申告
  • 問合せ対応
  • 決算書分析

ただ、逆に以下のような高度な業務は、代替されない可能性が高いです。

  • 経営者層への報告や提案
  • 財務をもとにした経営的な判断

特に、「判断力、創造性、身体的器用さ、感情的知性などの人間のスキル」は、AIに代替されづらいとされています。

(参考:The World Economic Forum’s 2023 Future of Jobs Report )

普段ルーチンワークばかりしていて、将来性に不安があるという方は、しっかりと生成AIの学習をして代替される側ではなく、代替する側に回りましょう

まとめ

解決できなかった疑問をtwitterのDMもしくは問い合わせで教えていただけると幸いです

経理職の方がChatGPTを活用する方法については、以下の通りです。

  1. 会計基準の検索を行い会計処理に活用する
  2. 消費税区分の検索を行う
  3. 分からない勘定科目を調べる
  4. 文章の英訳を行う(英文決算書作成・翻訳)
  5. 社内の報告書やレポートの作成を行う
  6. Excelの数式の検索を行う
  7. 有料版のみ】会計データの分析・報告を行う

他にも自分はこういった活用をしているよ!という意見がありましたら以下のアンケートフォームからご提出ください。

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ABOUT ME
玉垣侑也
国内のプロンプトコンテストで複数回の優勝経験あり。2023年11月にGPTsの有用性を知って、ChatGPTや生成AIの活用法についての情報を発信しています。 活用経験をもとに情報発信を行っています。新卒で楽天グループ株式会社入社、現在はIT企業のwebマーケティング職に従事。